会社設立

会社を設立する手続きをする際に、まず必ず決めておかなくてはならない事項があります。

会社の商号

商号とは、会社の名前を意味します。　商号を決める際には後々トラブルにならないよう、法務局で同名会社があるかどうか事前確認が必要です。

会社の目的

目的とは、会社の事業内容を意味します。この際決めた内容を、会社の定款にも記載します。事業内容の範囲でない事業は行うことができません。

会社の本店所在地

資本金額

会社に出資する資本金の金額です。現在は1円から株式会社の設立が可能です。合わせて、利益の分配の基準となる株数も決めておきます。

取締役

取締役会を設置しない会社は、1名から可能です。同時に取締役の任期も決めておきます。任期は1年から１０年の範囲で定めることができます。

以上の決定事項が決まりましたら、会社の設立に取り掛かります。

会社印鑑の作成

仕事の契約や各種手続きに使用する印鑑を作成します。　会社の商号など記されています。また、印鑑作成後は今後の手続きに必要な印鑑証明書も作成します。

定款を作成、認証

上記決定事項の他に、具体的な会社のルールを記載した定款を作成します。また、作成した定款を公証人役場にて認証を受けることにより、法的な効力を持たせます。

出資金払い込み

出資金を、株式会社代表の口座に振り込みます。

登記申請書他　必要書類の作成

発起人会議事録、出資金払い込みの証明書類・通帳のコピー、取締役の就任承諾書、会社代表印の印鑑カード交付申請書など、登記申請に必要な書類を揃え、会社の本店所在地の管轄法務局へ登記申請します。申請日が会社の設立日となります。

諸官庁への届け出

登記終了後、法人設立届出を会社の本店所在地管轄の税務署・都道府県税事務所・市町村役場（市町村役場は、東京２３区は不要）に届出します。

以上が全て手続き完了すると、会社として正式にスタートします。